こんにちは!

今回は「寝違え」についてのお話です。
最近、温かかったり寒かったり、気温差が大きいですね。
この季節の変わり目に多いような気がします。

寝違えの痛み

症状としては、
「眠りから目が覚めた時に、首が痛くて回すことができなかったり、首の後ろから肩や背中(肩甲骨のあたり)にかけて痛みが出る」

これは、皆さんも一度は経験されているのではないでしょうか?

症状が重い場合は、
ほとんど首を回せず、横に顔を向けたい場合には上半身ごと向けなければならなかったり、さらに顔を上下に動かすのが辛い場合には、ちょっとした日常動作も、仕事のパソコン作業も思うように作業できなかったりして大変です。

ここまでではなくても、首を動かすたびに痛みや違和感を感じるのは、とてもストレスで一日憂鬱ですよね。

原因はいろいろ考えられていますが、
・寝ている時に無理な姿勢になってしまい、首に異常な緊張が発生
・前日、何らかの作業で肩首に負荷がかかった
・冷え
などがあります。

治療としては、多くのケースは何もしなくても数日で治まっていきます。

しかし、「少しでも楽になりたい」でも治療院や病院へ行く時間がない場合、 応急処置として自分でできることとしては

1.冷シップを貼る
  筋肉に炎症があるかと思われますので、その緩和。

2.ツボを押す
  手の甲にある「落枕(らくちん)」というツボを押す。
    ※人差し指と中指の間のラインで
     手を握ったときにできる出っ張りから少し手首側の所
(下図参照)
  5~10秒くらい。これを数回。
首の痛い方だけでも良いですが、
今一つの場合、もう一方の手の「落枕」もお試しください。
(痛気持ちいい位・痛いまでいっては強すぎです)
  「落枕」は寝違えに効果があると言われているツボの一つです。

寝違えのツボ 落枕

応急処置として、痛い部分をマッサージするのはNGです
症状が悪化する可能性があるので注意です!
当日はお風呂も軽めにしましょう。

お時間が何とかできるのであれば、お近くの鍼灸院などで施術を受けるのが良いと思います。

応急処置の例として『落枕』を挙げましたが、
当院ではどの動作で、どこに痛み・違和感が出るのか、細かく診断して使うツボを決めていきます。鍼治療の他に整体の技を使うこともあります。

「前に寝違えて、痛みはなくなったけど、それ以来、違和感がある」と訴える患者さんもたまにいらっしゃいます。
このように、数日で症状が楽になっても、違和感が残るケースがあります。

そのような場合も、ぜひご相談くださいね。