こんにちは!
今回は「はり」の字についてお話します。
「はり」には「鍼」と「針」という漢字がありますよね。
「はりきゅう」の「はり」としては、どちらも同じ意味で使われます。
ただ、それぞれ語源、元の意味合いが違います。
昔、講義の中で、
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「針」は金属製の先のとがった細いものという意味。
「鍼」の方は、「咸(カン)」には「封じる」という意味があって、
「鍼」には「金属で悪いものを封じる」という意味が込められている。
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というお話を聴いたことがありました。
「針」という文字を使うものとしては、ホチキスや時計などがありますね。
たしかにホチキスの針・時計の針とは書きますが、
ホチキスの鍼・時計の鍼とは書かないですもんね。
「鍼」は元々、「治療するためのもの」、として出来た漢字なのかもしれないですね。
刺す、刺さないに関わらず、「鍼」を扱うときには、このときに聴いた「鍼」のイメージを持って施術にあたっています。
明日は「はり師」「きゅう師」の国家試験の日です。
#「鍼灸師」で一つではなく、それぞれ別の資格なんです。
そして今日は「あん摩マッサージ指圧師」の国家試験の日でした。
「はり師・きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」も3年間専門学校で学び、
国家試験の受験資格を得て、試験に合格して、ようやく免許をもらえます。
知らない方も多いかもしれませんが、「あん摩マッサージ指圧師」も国家資格なんです。
免許を取ってからが大変なんですが(^^;
受験生のみなさん、がんばってくださいね。