こんにちは!
今回は
「歩くために働く筋肉」
のお話です。
「歩く」動きには多くの筋肉が働いています。
その中でも大切で、腰痛にも関わりのある筋肉についてです。
歩く時にはどうやって身体を動かすでしょうか?
右足から足を出す例で、動作を大まかに分けると、
1.右足を前へ出す。
2.右足を地面へ着ける。
3.右足に体重を乗せる。
4.左足で地面を蹴って、前へ出す。
5.左足を地面へ着ける。
6.左足に体重を乗せる。
7.右足で地面を蹴って、前へ出す。
:
2~7 繰り返し
こんな感じです。
文字にしてみると、たくさんの動作に見えますが、皆さん無意識でやっていますね。
この一連の動きの中で、足を出す時、どの筋肉が働いているでしょう?
パッと思い浮かぶのは、太ももの筋肉ではないでしょうか。
確かに大事な筋肉の一つです。
下の図です。
しかし、「足を前へ出す」動きには、この筋肉だけではなく、他にも重要な筋肉が働いています。
それは
『腸腰筋(ちょうようきん)』
です。
『腸腰筋』は数年前から健康番組などにも取り上げられているので、
耳にしたことはあるかもしれませんね。
お腹の奥の方から、足の骨についている筋肉です。(下図参照)
この筋肉も股関節を曲げる(太ももをお腹の方へ近づける・膝を前へ出すような動作)働きを担当しています。
足を前へ出す動作には太ももだけでなく、この身体の中心から足へつながっている腸腰筋も働いているのです。
少しだけ骨盤を起こして、「おへその奥から足が伸びているイメージ」を持って歩くと、歩幅が少し大きくなって、歩きやすくなりますよ。
この『腸腰筋』は図で分かる通り、腰部・骨盤部についていますから、正しく機能しないと、猫背の姿勢を作りやすくしたり、腰痛を引き起こしやすくなります。
また、上手く足を運べなくなるため、「つまずきやすい」原因の一つにもなります。
できれば、以下のようなストレッチで『腸腰筋』をケアしておきましょう。
当院では、動作チェックをして『腸腰筋』に問題がある場合には、腸腰筋が機能しやすくするツボに鍼治療をしたり、活法整体、筋膜リリースなどでアプローチして症状の改善を目指します。
腰痛はもちろん、気になる症状がございましたら、鍼灸マッサージ整体のてあて堂治療院へ。
お気軽にご相談くださいね。