こんにちは!

今回は「股関節の動きの影響」についてのお話です。

さて、立った状態で後ろを振り向くような、身体をひねる動作がありますよね。
この時、どの部分が働いているでしょう?

「腰」をひねっているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
確かに「腰」の部分も働きますが、大きく関わっているのは「股関節」です。
「股関節」と言えば、足と胴体をつないでいる関節ですね。
一見、あまり関係なさそうに見えます。

「股関節が制限なく動く場合」と「股関節の動きに制限がある場合」の身体の動きの違いを試してみましょう。
<股関節が制限なく動く場合>
1.まずは、足を肩幅くらいに広げて立って、足先を真っすぐにしましょう。

2.その場で太ももを上げて下げてみましょう。→股関節が普通に機能していることの確認です。
3.1.の姿勢で、足は動かさずに後ろを振り返ってみましょう。

この感じを覚えていてくださいね。

<股関節の動きに制限がある場合>
1.今度は、足を肩幅くらいに広げて立った姿勢で足先を45°くらい内側へ向けましょう。

2.その場で太ももを上げて下げてみましょう。さっきと比べて上げにくくなっていますよね。
 →1.の体勢によって、股関節の動きを制限した状態を作っているからです
3.1.姿勢で、足は動かさずに後ろを振り返ってみましょう。

さっきと比べてどうでしょうか?
結構、身体をひねりにくくなっていませんか?
腰の辺りも少し辛い感じがあるかと思います。

このことから、身体をひねる動作には「股関節」が大きく関わっていること、
股関節の動きと腰が関係していることがわかると思います。

後ろを振り返るほどの角度で身体をひねることは日常では少ないかもしれませんが、もっと小さな角度で身体をひねる動作は多いです。
股関節の動きが悪いと、腰に負担がかかります。
人によっては膝の方へ影響が出る場合があります。

無理しない程度に股関節周りのストレッチなどで、セルフケアをしましょう。
もちろん、腰が重いなどの症状があれば、鍼灸院・整骨院などでケアしてもらいましょう。

腰がつらいと訴える方の施術で、股関節周りが固くなっている方はよくいらっしゃいます。
整体でも鍼灸でも、腰痛用に股関節周りにアプローチをかけることは多いですよ。

慢性の腰痛、肩こり、股関節の痛みなど、気になる症状がございましたら、
気軽に鍼灸マッサージ整体のてあて堂治療院へご相談くださいね。