こんにちは!
今回は「骨盤」についてのお話です。
「骨盤」と聞くと、大体の方は「こんな感じかな」というものはイメージできるのではないでしょうか。
「骨盤」は図の通り、ざっくり言うと真ん中に三角の骨、その両側に大きな骨からなっています。
この骨盤、横から見た時に、人によって前への傾きが強かったり、後ろへ傾いていたりすることはご存知でしょうか?
下図を見てみましょう。
図の左側は骨盤前傾の状態です。
腰のカーブの角度が強くなる分、前後のバランスを取ろうと猫背の状態を作りやすいです。
前傾は女性に多いように思います。
図の右側は骨盤の後傾です。
腰部の前方へのカーブがない分、腰部の負担が大きいです。
美容的には胸とお尻が垂れやすく、こちらも猫背を作りやすいです。
女性にもいらっしゃいますが、中年以降の男性に多いように思います。
腰に痛みや違和感が起こる場合も起こらない場合も、タイプにより、緊張しやすい筋肉が出てきます。
前傾タイプでは、身体の前側、太もも前面や、腸腰筋と呼ばれる筋肉に緊張が見られます。
後傾タイプでは、身体の後ろ側、お尻や太もも裏側の筋肉に緊張が見られます。
腰痛の原因の一つとして、前後・上下・左右の筋肉のバランスが崩れることが考えられます。
日頃から身体をメンテナンスすることは大事です。
腰痛対策で、セルフケアのストレッチとしては、
前傾タイプは太もも前面や腸腰筋を伸ばすもの、
後傾タイプはお尻、太もも裏側を伸ばすものが効果的です。
自分がどちらのタイプかわからない場合、両方のストレッチをしても問題ありませんよ。
上の図は太もも前面を伸ばすストレッチです。イラストでは両足曲げてますが、片足ずつでOKです。
腸腰筋については
以前のブログ「歩く時に働く筋肉」の中にストレッチのイラストがありますので、そちらを参照してください。
上の図は太もも裏を伸ばすストレッチです。右足の方を伸ばしています。身体が固くて手が足先にかけられない場合は手の代わりに、タオルを引っ掛けて、タオルの両端を手に持つことでストレッチしましょう。
上の2つの図はお尻の筋肉のストレッチです。上の図では手で抱えている膝、下の図では手で抱えている太ももの引き具合でストレッチの強度を調整しましょう。
セルフケアではどうしても取り切れない腰の痛みや違和感がある場合には、当院を含め、整体院やマッサージ院などで自分のお身体をケアするのがおススメです。
腰痛には、整体はもちろん、鍼灸も効果があります。
慢性の腰の痛み、産後の骨盤が気になる、
ぎっくり腰をやってから何となく腰の調子が良くない、
など気になることがございましたら、お気軽に鍼灸マッサージ整体のてあて堂治療院へご相談くださいね。