こんにちは!
札幌の気候は、すっかり秋になって、冬への準備に入ろうか、という感じですね。
今回は「食いしばり」についてのお話です。
普段、口の中では上の歯と下の歯は少し離れた状態になっています。
しかし、無意識で上の歯と下の歯を合わせて力をいれてしまう方がいらっしゃいます。
この無意識の「食いしばり」は、歯の摩耗はもちろんですが、他に
・顎関節の痛み
・頭痛
・肩こり
の原因の一つと考えられます。
口は開けてないけど、なぜかこめかみの辺りが動いている人を見たことはありませんか?
例えば、私は電車などに乗ると、たまに口を閉じた状態で、頭のこめかみの部分が動いている人を見かけます。オフィスでも見かけるかもしれませんね。
無意識の「食いしばり」はストレスが原因と言われています。
食いしばると、こめかみの部分の筋肉が動きます。
※有名ですが、米を噛むときに動くから、この部分に「こめかみ」という名前がついたそうです。
こめかみ部分には「側頭筋」(図参照)という筋肉があります。 下顎の骨に付着していて、噛む動作の時に動く筋肉の一つです。
「咬筋(こうきん)」も顎を閉じる時に働く筋肉で、下顎の骨に付着しています。
側頭筋・咬筋に力が入って緊張状態が続くと、頭痛や顎関節への悪影響を引き起こしやすくなります。
さらに、この緊張で頭部のバランスが崩れると、胸鎖乳突筋(図参照)のような頭部と首を結ぶ筋肉へ負荷がかかって、首の筋肉に緊張が起こります。
この緊張が、首こりや肩こりを引き起こします。
慢性の肩こりや頭痛に悩まされている方は、「食いしばり」が原因の一つの可能性があります。
日常生活で「食いしばっていないか」、頭に入れておいて、
一日に何度か自分で確認すると良いかと思います。
慢性の肩こり、腰痛はもちろん、股関節が痛い、膝が痛いなど、鍼灸マッサージ・整体院のてあて堂治療院へ、お気軽にご相談くださいね。