こんにちは!

今回は「鎖骨」についてのお話です。

鎖骨と言えば、「デコルテライン」という言葉を思い浮かべるかもしれませんね。デコルテラインは服を着た時の襟ぐりのラインのことですね。

実は、鎖骨は肩コリ首コリにとても関係がありますよ。

鎖骨 胸鎖乳突筋

鎖骨は肩甲骨と隣り合わせにある骨の一つなのです。
上の図を見てみると、鎖骨は〇の部分で肩甲骨と関節を作っています。
基本的に肩甲骨が動けば、鎖骨も動きます。
試しに左右どちらかの鎖骨に反対側の手を軽く当てたまま、その鎖骨側の肩甲骨を動かしてみましょう。
どうでしょう。結構、動きますよね。

肩甲骨付近にコリを感じやすいので肩甲骨の動きの良し悪しは注目されますが、鎖骨も関係しているのです。

鎖骨に付着する筋肉

この鎖骨ですが、たくさんの筋肉が付いています。
主なものとしては(下図参照)
①胸鎖乳突筋(鎖骨内側1/3位に付着)
②僧帽筋(鎖骨外側1/3位の後面に付着)
③大胸筋(鎖骨内側1/2~1/3の前面に付着)
④三角筋(鎖骨外側1/3位の前面に付着)
などです。

これらの筋肉の緊張が強くなると、首・肩を前へ引く力がかかり、前へ縮こまるような猫背の姿勢を作りやすくなります
もちろん、どこかの筋肉の緊張が強すぎると、鎖骨の動きが悪くなり、他の筋肉の動きにも影響して肩コリ・首コリを生み出しやすくなります。

また、鎖骨は折れやすい骨でもあります。
身体への強い衝突がある場合に折れることが多いです。
事故ではもちろんですが、スポーツ選手や格闘技のケガでも起きやすいです。これは、鎖骨が折れて衝撃を吸収することで、身体を守ると言われています。
肩コリでは、肩甲骨ほど注目されていない骨ですが、大事な部分なんですね。

慢性の腰痛、肩コリ、股関節の痛みなど、気になる症状がございましたら、気軽に鍼灸マッサージ整体のてあて堂治療院へご相談くださいね。
お待ちしております!